ヌートバーの名前の由来と意味、なぜ日本代表に!?
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第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開幕し、連日侍ジャパンの活躍で盛り上がっています。
1次リーグをトップで通過し、決勝トーナメントに進んだ日本代表!
大谷翔平選手、ダルビッシュ選手、佐々木郎希選手と豪華な顔ぶれが集まる中、注目度が急増中なのが侍ジャパン初の日系メジャーリーガー 『ヌートバー選手』です。
WBCでの活躍ぶりは試合を見ていてもみなさんご存じの通り!
さらに、チーム内でも「たっちゃん」と呼ばれ、すっかりチームに溶け込み、かなりのムードメーカーとして侍ジャパンを盛り上げてくれてますよね!
テレビ中継にうつるスタンドを見ていても「たっちゃん」と書かれたボードを持つファンもよく目に入ります。
今回はそんな侍ジャパンの期待の1番打者「ヌートバー選手の名前の由来や国籍」、「なぜ日本代表に選ばれたのか」について紹介していきます!
ヌートバーの名前の由来と意味
ヌートバー選手の国籍
ヌートバー選手は
1997年9月8日生まれで
出身地はカリフォルニア州ロサンゼルス
父親がオランダ系アメリカ人で母親が日本人の日系二世になります。
二世ということで国籍はアメリカか日本のどちらかになりますがというと
アメリカ合衆国です。
ヌートバー選手の名前の由来
ヌートバー選手の名前は
「Lars Nootbaar(ラーズ・ヌートバー)」
しかし、WBC日本代表チームの仲間やファンからは「たっちゃん」という愛称で呼ばれています。
これはヌートバー選手の日本名が「榎田 達治(えのきだ たつじ)」ってことに由来するんです。
また本名も正式には
「Lars Taylor-Tatsuji Nootbaar(ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバー)」
です。
「たつじ」だから「たっちゃん」になったんですね。
「達治」って今の時代からするとけっこう古風な感じがしますよね。
それもそのはず、ヌートバー選手の日本名「たつじ」とは日本人である母親方のおじいさんの名前が由来してるんですよ。
おじいさんの名前が「榎田達治」だそうで、ヌートバー選手はおじいさんからまるまる名前をもらったみたいですね。
ちなみに、おじいさんの「達治」さんも少年時代に「たっちゃん」というあだ名で呼ばれていたそうですw
ヌートバー選手も「たっちゃん」というニックネームについて
本当に大好きで気に入ってるし、おじいさんの名前の誇りでもある。
とインタビューで答えられていました。
ヌートバー選手が昨シーズン、メジャーで使っていたグローブには「TATSUJI」と刺繍がされています。
スパイクには日本の国旗も!
本当に気に入っておられるんですね!
ちなみに
「グローブ、おじいちゃんにあげよう」
って言ってたらしいですよw
これはおじいさんの「達治さん」もとてもうれしいんじゃないでしょうか!
ヌートバー兄妹にもミドルネームが!
ヌートバー選手の兄、ナイジェルさんはミドルネームが「榎田(エノキダ)」、お姉さんのニコールさんは「夏美(ナツミ)」とミドルネームがついてるそうです。
祖父の「達治さん」はヌートバー選手に「達治」がつけられたことが大変うれしく光栄に思っておられるそうですよ。
ヌートバーがたっちゃんと呼ばれる理由
日本のプロ野球の中ではあまり選手どうしが「あだ名」で呼び合ってるイメージってないですよね?
たまに呼ばれる選手もいますが少ない気がします。
そんな中ヌートバー選手は合流してすぐに「たっちゃn」との相性で呼ばれました。
これは、侍ジャパンがチームみんなでヌートバー選手を歓迎していることを伝えるためだったんです。
ヌートバー選手がWBCのチームに合流する時、佐々木郎希選手が早速「たっちゃん」Tシャツを来て出迎えてました!
#大谷翔平 選手、#ヌートバー 選手がチームに合流しました!#侍ジャパン #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/uzQomnbJVg
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) March 3, 2023
これにはヌートバー選手も
みんなに着てもらってチームの一員として認められたと感じて和んだ。
とコメントされていました。
栗山監督まで「たっちゃん」と呼んでるので、他の選手も呼びやすいでしょうw
ちなみに「ヌートバーと呼ぶと罰金制」みたいなルールも考えられてたようですww
いち早くチームにとけこんでもらえるようにという粋なはからいですよね。
ヌートバーは日本食が好き!
ヌートバー選手は日本の料理全般が大好きだそうです!
お母様が日本人なので日本食を食べる機会も多いのかもしれないですね。
一番大好きなのはお母様が作られる餃子だとか!
日本食かと言われたら微妙ですが…ww
ヌートバーはなぜ日本代表に?
先ほどヌートバー選手の国籍はアメリカ合衆国だとお伝えしました。
ではヌートバー選手はなぜWB日本代表に選ばれたんでしょうか!?
実はWBCでは両親のどちらかが国籍を持って入れば参加資格を持つことができるんです。
①当該国の国籍を持っている
②当該国の永住資格を持っている
③当該国で出生している
④親のどちらかが当該国の国籍を持っている
⑤親のどちらかが当該国で出生している
⑥当該国の国籍またはパスポートの取得資格がある
⑦過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録されたことがある
……ただ、参加資格を持つことは分かりましたが、なぜ今回WBCに選ばれることになったんでしょうか?
ヌートバー選手はMLBのセントルイス・カージナルスに所属するメジャーリーガーですが、今回WBCのメンバーになるまでは、みなさんもあまり名前を聞いたことがなかったはず。
ヌートバー選手が侍ジャパンに選ばれた理由は3点考えられます
①ヌートバー選手の成績
②ヌートバー選手のメジャーでの経験
③人柄(チームを盛り上げるムードメーカー)
①ヌートバー選手の成績
打数 | 安打 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | |
2021 | 109 | 26 | 5 | 2 | .239 |
2022 | 290 | 66 | 14 | 4 | .228 |
MLB2年 | 399 | 92 | 19 | 6 | .231 |
ヌートバー選手の成績を見てみると……
2年間のトータル打率が.231と正直、高いレベルと言えるものではありません。
本塁打や盗塁も決して多くはありません。
出塁率 | OPS | |
2021 | .317 | .739 |
2022 | .340 | .788 |
MLB2年 | .334 | .775 |
『OPS』とは打者を評価する指標の1つで出塁率と長打率を足し合せた値になります。
ちなみに、2013年のMLB全選手の打撃成績を合計したOPSが.714です。
これに対し、ヌートバー選手のMLBトータルのOPSは『.775』そして出塁率は『.334』
と非常に高く優秀なのがわかります。
ちなみに大谷翔平選手の活躍で注目されるようになった「打球速度」に関していえば、ヌートバー選手の打球速度はMLBの上位10%に入ってるんです。
WBCでは1番打者を務めているヌートバー選手、出塁率が高いのも侍ジャパンにとって非常に強い武器になりますよね!
②ヌートバー選手のメジャーでの経験
WBCに出場する各国の選手の中にはメジャーリーガーが多数選ばれています。
アメリカ代表チームはもちろんですが、それ以外にもプレルトリコ代表やキューバ代表の中にもメジャーの投手がいます。
その中にはヌートバー選手が所属するカージナルスと同じ「ナショナルリーグ・中地区」のチームにいる投手も!
ヌートバー選手はシーズン中に対戦しているので、これらの投手のデータも持ってそうです。
日本が決勝トーナメントで対戦する際に、こういったメジャーでの経験はかなり日本代表にとっても強いプラス材料になりそうです。
③ヌートバー選手の人柄(ムードメーカー)
ヌートバー選手はカージナルスの中でもムードメーカー!
今ではすっかり有名になったあの胡椒をふるパフォーマンス「ペッパーミルパフォーマンス」もカージナルスでやっているお馴染みのパフォーマンスなんです。
WBCの試合中にも何度も見かけますよねww
ペッパーミルパフォーマンスについて詳しくはコチラで
WBCの試合を見ていても、ヌートバー選手の加入によってチームメイトが盛り上がっているのが分かります。
またチームメイトだけでなくファンの方をふくめた球場全体がヌートバー選手の活躍で盛り上がりチームが勢いづいているのが見ていても感じますよね!
そんなヌートバー選手が侍ジャパンに選出されるきっかけは、あの大谷翔平選手の通訳をしている水原一平さんが深く関わっているようです。
ヌートバーの日本代表入りは大谷選手の通訳の水原一平氏が関係してる?
なんとヌートバー選手の日本代表入りにはその水原一平氏が深く関係してるそうなんです。
ちなみに栗山監督と水原一平さんは昔から面識がありました。
栗山監督が日本ハムで指揮を執っていた2013年から5年間にわたって通訳をしていたのが水原一平さんなんです。
そんな水原一平さんが
「怪しい者ではないんですけどw日本代表でプレイすることに興味はあるか?」
という趣旨のメッセージをSNSのDMでヌートバー選手に連絡をいれたそうなんです。
これに対してヌートバー選手は即「OK」と返したようで!
このことがヌートバー選手が日本代表入りする大きな一歩になったんですね!
その後、ヌートバー選手、栗山監督、水原一平さんんがオンラインで対談をして正式に受諾されたようです。
ヌートバーは少年時代から日本代表!?
ヌートバー選手は少年時代にリトルリーグのオールスターに選ばれたんですが、その当時、自己紹介のビデオ内で
「私の名前はヌートバーです。日本人です。日本を代表しています。」
と語っていますw
ヌートバーのご両親も当時は全く代表入りするなんて信じていなかったそうですがw
この時、ヌートバー選手は帽子のつばを折り曲げて当時の高校日本代表選手がやっていたのを真似しながら言っていたそうです。
というのも当時の高校日本代表と関わりがあったからなんです。
しかも田中将大選手(マーくん)や斎藤佑樹(ハンカチ王子)らとつながりがあったんです。
ヌートバーと日本代表のつながり
彼らをふくむ当時の高校日本代表選手らがアメリカ遠征をした際に、なんとヌートバー家が日本代表の2選手を自宅に預かっていたんです。
当時9歳だったヌートバー少年は高校日本代表の試合の中でもバットボーイをしていたそうで、日本代表の「J」のマークがついた帽子にサインをもらっていたそうです。
しかも、
その高校日本代表の試合には当時キャスターとして同行していたのが侍ジャパンの栗山監督なんです!!
なんか、凄いエピソードですよね。
日本代表に入るのはヌートバー選手にとっては運命だったのかもしれません。
ヌートバー選手も
子供の頃からの夢が叶って
夢を見ているようで顔をつねったw
日本のユニフォームを着ていることに誇りを持っているし、全てに誇りを持っている
とコメントされています。
日本のファンにも
「日本に来るのを楽しみにしていたし、誇りを持ち、ここから優勝だけ目指して頑張りたい!」
と言ってくれているので、WBCはもちろんMLBでの今シーズンを含めヌートバー選手の活躍を見守りたいところです。
まとめ
ヌートバー選手の名前は
『Lars Taylor-Tatsuji Nootbaar(ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバー)』
ミドルネームの「タツジ」とは彼の母方の祖父の名前「榎田達治」に由来します。
WBC日本代表チームの仲間やファンからは「たっちゃん」との愛称でよばれていますが、これはヌートバー選手がいち早くの日本代表になじんでもらえるようにという侍ジャパンのチームメイトの粋な計らいに由来するものでした。
ヌートバー選手の国籍はアメリカですが、お母様が日本国籍であるという、WBCの参加資格を満たしていることで日本代表入りが出来ました。
日本代表に選ばれた理由としてはヌートバー選手の優秀な成績、メジャーでの豊富な経験、また彼のムードメーカーとしての人格によるものだと思われます。
少年の頃からの夢を果たし日本代表になったヌートバー選手のこれからのさらなる活躍を期待したいところです。
今回は以上となります。
では野球好きの方はどうぞ参考にしてちょ。