「赤ちゃんが夜に寝てくれない」
多くのママが直面する問題です。
大問題です。
このままだとママの体ももちません。
旦那さんがとなりで寝ているのを見ていると
「ハァ~っ……」と。
夫婦げんかになってしまうことだって…。
早くなんとかしたいですよね!
赤ちゃんの昼夜逆転になる理由を知って効果的な対策をしていきましょう!
赤ちゃんの昼夜逆転の効果的な直し方
1日でも早く昼夜逆転を克服し、少しでもたくさんママが眠られるようになりましょう! それでは早速紹介!!
生活リズムを徹底的に作る!
あたりまえなんですが、本当にこれが赤ちゃんの昼夜逆転を直すための根本です。
昼⇒起きて活動する時間
夜⇒活動せずに眠る時間
これを赤ちゃんに教えてあげることが一番のポイントです。 「そんなこと分かってるよ!」と思われそうですが これを徹底してやるのがやはり一番かと。 具体策を挙げていきます。
■毎朝、同じ時間に起こす
これは毎朝繰り返すことが重要です。 最初のうちはママも寝不足でつらいかもしれませんができるだけ7時~8時頃には起こすようにしましょう。
■昼寝の時間も調整
お昼時に家事や何らかの用事をしている時に、赤ちゃんがお昼寝をしてくれていると助かりますよね?
寝てくれている間に
「よし!今の間にあれやって、これもやって」
「出来ればもう少し寝ていて欲しい…」
と思ってしまうこともあるかと思います。
お昼寝をし過ぎてしまうと、当然夜に眠れなくなる可能性が増えますよね。
なので月齢にあったお昼寝時間で起こしてあげるようにしましょう。
これらはあくまでも目安ですよ!
何が何でもこの通り!というわけではありません。
また生後1ヶ月までの赤ちゃんは好きなときに寝かせてあげましょうね。
あと昼寝の回数は成長と共に減らしていって大丈夫です!
ちなみにお昼寝の場所に関してや、なかなか越えられない『30分の壁』に関しては、ぜひこちらをご覧下さい!
参考記事
■毎晩同じ時間に寝かせる
朝と同じく、毎晩同じ時間に寝かせてあげるようにしましょう。
「今日は早めに寝てくれたからラッキー!」
「夕方にお昼寝いっぱいしたから今日は遅めになるかな?」
「この番組が終わったら寝ようね!」
などと、ついつい毎晩の寝かせる時間がバラバラになってはいませんか?
もし赤ちゃんが昼夜逆転してしまったら、ママも眠られなくなってしまい
結果とても疲れてしまいます。
早く赤ちゃんに昼夜逆転を克服してもらうためにも、寝かせる時間を決めることも大切です。
起きる時&眠る時の環境
赤ちゃんに「朝と夜」を認識してもらうためには、起きた時や眠る時の環境も大切です。
「朝は明るい」
「明るくなれば起きる時間」
「夜は暗い」
「暗くなったら眠る時間」
ということを理解してもらうのです。
■起きたらカーテンを開け日光浴
毎朝、同じ時間に起こすことが大切ですが、その時にカーテンを開け日光を取り入れましょう。
日光を浴びさせてあげましょう!
基本は窓際で15分以上。
新生児でも明るさ暗さは認識できるんですよ!
太陽の明るさだったり、外から聞こえてくる「朝の音」などで自然と『朝は明るくて活動する時間なんだ!』ってことを赤ちゃんに理解してもらうのです。
ちなみに、日光を浴びることで夜しっかり眠るためのホルモン「メラトニン」の分泌が促されるんですよ!
■夜の睡眠は静かな場所で
昼夜逆転には「起床時」だけではなく「睡眠時」も大切です。
もともと大昔の人って夜は暗くて静かなのが当たり前でした。
太陽が昇ったら起きて、夜になり暗くなったら眠るといったリズムが体の奥深くにきっとあるんでしょう。
つまり、赤ちゃんを寝かす時には暗くて静かにしてあげるのが大切なんです。
赤ちゃんを寝かす1~2時間くらい前になれば明かりをを暗くして眠るモードを作ってあげましょう。
部屋の電気を消して暗くして「夜」は暗くて寝る時間ということを認識させてあげます。
■スマホやタブレットも我慢
赤ちゃんを寝かす時についついスマホやタブレットを見ちゃいますよね?
実はブルーライトって日光にも含まれてるんです。
つまり浴びると寝かけた赤ちゃんを興奮させてしまう原因にもなるってことなんです。
見たいのは分かります。
正直、うちでもついつい見ていました…。
赤ちゃんのため&昼夜逆転を直すためにも少しの時間我慢して、赤ちゃんが眠ったら場所を変えてから見るようにしましょう。
赤ちゃんの生活リズムに寄せる
■赤ちゃんのリズムに家族があわす
赤ちゃんが大人の生活リズムに寄ってしまってることはありませんか?
「洗い物と洗濯が終わったら寝かせよう!」
「このドラマ、あとちょっとだからそれが終わってから!」
「今日はお休みだから、いつもよりゆっくり寝てから…」
わかります!
正直疲れちゃったからゆっくりしたくもなりますよね?
ただ、まだ生活リズムを探っている赤ちゃんにとっては「起きる時間」「寝る時間」がしょっちゅう変動していてはリズムもつかめなくなってしまうでしょう。
数日後、数週間後、数ヶ月後にママやパパがラクになるためにも、まずは家族みんなで赤ちゃんの生活リズムに寄り添ってあげることも大切です。
ぜひ「早寝早起き」を!
■寝る90分くらい前にお風呂に入れよう
お風呂から出てしばらくすると体温が下がってきます。
そして体温が下がると眠くなります。
体温が下がるにはだいたい1~2時間くらいかかるので、寝かす予定の90分くらい前の入浴がおすすめですよ。
赤ちゃんの昼夜逆転はなぜ?
赤ちゃんといっても新生児や6ヶ月を過ぎた子などいろいろおられます。 昼夜逆転に関しても月齢によって理由もさまざまです。 月齢別に紹介しましょう。
新生児期~3ヶ月頃
赤ちゃんがママのお腹の中にいるときの生活リズムって知ってます?
20分起きて20分寝て~…ってな感じで繰り返してるんです。
そして
【朝~昼】ママが活動中なので血流はママへ!
【夜~朝】ママの活動がお休み中は血流は赤ちゃんへ!
ってな感じで、夜になると血流が赤ちゃんに回ってくるんで赤ちゃんは夜に活動的になってるんです。
ママのお腹の世界でこういった生活リズムだった赤ちゃん。
『産まれた!よし生活変えよう!』 なんて出来ないですよね?
基本はママのお腹の世界と同じで「寝る&起きる」を繰り返して夜の方が元気になっちゃうんですよ。
このように新生児はまだ生活リズムがつかめていません。
昼や夜の認識がないのです。
新生児~3ヶ月頃の赤ちゃんはまだ昼夜の感覚がないので昼夜が逆転していても問題はありません。
ちなみに新生児期の赤ちゃんが夜に泣くことはまだ『夜泣き』とは言わないのです。
生後3ヶ月頃になると上の章でもお伝えした「メラトニン」っていうホルモンが体内に分泌されるようになります。
そうすれば自然と昼夜の区別かついていきます。
基本的には『昼夜逆転』は改善されていくことが多いです。
でもメラトニンの分泌を妨げるようなことをしちゃうと昼夜の認識する時期が遅くなってしまうのです。
生後4ヶ月以上
生後4ヶ月以上で昼夜逆転している場合はちょっと注意が必要かも?
もしかしたら生活リズムの乱れが原因になってる場合も考えられます。
生活のリズムが乱れてしまうと夜行性になってしまうことがあります。
『寝る時間が遅くなる』⇒『寝付けない』⇒『夜泣き』⇒『朝起きられない』⇒『昼寝が長くなる』⇒『寝る時間が遅くなる』⇒……
と悪循環の生活リズムに迷い込んでしまいます。
寝る時の環境が原因?
赤ちゃんが夜眠る時の環境を快適にしてあげることがぐっすり睡眠につながる場合もあります。
ベビー服の素材や枚数
赤ちゃんは超汗っかきで体温調節が苦手です。
シャワーを浴びたの?ってくらい頭が汗でビショビショになってることもありますよね。
こまめに拭いて着替えさせてあげることが大切です。
しかし、そのたびに目が覚めてしまっては赤ちゃんもきっとつらいでしょう。
なので、寝る時の服を吸水性のよいものにしたり、汗取りパッドを入れてあげたり、あるいは一枚服を減らしりと調整してあげることが快適な睡眠にもつながります。
赤ちゃんの寝汗対策についてはこちらで詳しく紹介しているので
ぜひ参考にしてみてくださいね!
温度・湿度
寝る部屋の温度や湿度も快適な睡眠には必要です。
保育所などでは
夏場:24℃~28℃
冬場:20℃~23℃
湿度:50%~60%
くらいを目安にされているらしいです。
ちなみに赤ちゃんが寝ている位置で測るのがポイントです。
まとめ
赤ちゃんの昼夜逆転についての直し方を紹介しました。
家族で『早寝早起き』っていうリズムを繰り返し続けていれば1歳になる頃にはほとんどの場合夜に眠るようになります。
旦那さんの仕事の関係などでなかなか難しいこともあるかもしれません。
夜泣きがひどいと正直ママもパパも疲れます。
イライラすることもあります。
仕方ないと思います。
ついつい大きな声を出してしまったりも……。
ただ、赤ちゃんは何も悪くありません なので赤ちゃんはせめないようにしましょうね。
赤ちゃんをそっと安全な場所に寝かせて
大きくゆっくり一息ついて
電気をつけましょう
お茶を飲んだりするのもいいと思います。
少し休憩です。
気持ちを切り替えられたら 戻って抱っこしてあげて下さい 。
今、うちの息子は5歳になりました。
今でも抱っこしますが、0歳児の頃の抱っこをした感覚とはもちろん全然違います。
当時を思い返しても寝不足で辛かった感覚はもう覚えていません。
覚えているのは、あの抱っこの感覚です。
2度と戻らない、あの時期にしか味わうことのできなかったものだと改めて思います。
どうぞ赤ちゃんとご家族でよい睡眠ができますように!
少しでも参考になればうれしいです。